会長挨拶
第64回日本肺癌学会学術集会
会長 吉野 一郎
(国際医療福祉大学成田病院 院長/
千葉大学医学部附属病院呼吸器外科 特任教授)
この度、第64回日本肺癌学会学術集会を、2023年11月2日(木)から11月4日(土)の3日間、千葉市の幕張メッセで開催させていただくこととなりました。長らく我が国の肺癌学の推進と社会貢献を果たしてきた伝統のある本学会を担当させていただき、身が引き締まる思いです。日進月歩の肺癌診療と研究の成果を、会員の皆様が心置きなく発表し討論できる場を提供するべく、精一杯尽力させていただきますので、宜しくご参加のほどお願い申し上げます。
学術集会のテーマは「Rally of Enthusiasm and Wisdom -情熱と叡智の結集-」としました。それは、元よりこの学会が、多領域の医師・医学研究者と他分野の職能者が思いを一つにし、力を合わせて肺癌撲滅のために日夜奮闘努力・切磋琢磨していることを表しています。そして、学術集会のコンテンツとしては、薬物療法の進歩、高精度放射線療法、低侵襲外科療法と周術期療法、ゲノム診断、人工知能の活用、患者生活支援の進歩、患者参加型医療の導入....と、どれも興味深いものばかりで、自ら主催する学術集会ではありますが、今から期待に胸がふくらむ思いであります。
2023年5月にはCOVID-19感染症の感染症法状の扱いも5類に変更され、マスク着用に対する政府見解も緩和されます。まだまだ予断を許さない状況ではありますが、本学術集会の開催形式は原則として現地開催を主とする予定でおります。なお教育講演とシンポジウム等の複数のセッションにつきましては、オンデマンド配信を検討しております。
千葉大学教室員一同、全力で準備を進めてまいりますので、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。